Windowsが動作するためには、数百MB~数GBの空き容量を必要とします。
このため、システムドライブ、つまり「Cドライブ」の空き容量が減ってくると、
Windowsの動作が遅く、不安定になってきます。

いよいよ「Cドライブ」の空き容量がほとんどなくなってくると、
どうにかして空き容量を増やすことができないか考えるわけですが、これがなかなか思うようには増えてくれません。
とりあえず、「ディスクのクリーンアップ」なんてのは試してみたりするわけですが、
「ディスクのクリーンアップ」では削除されないデータも多いので、注意が必要です。

ここでは、なぜ「Cドライブ」がいっぱいになってしまうのかという原因とあわせて、
具体的に「Cドライブ」の空き容量を増やす方法をまとめていきます。
主に、「ディスクのクリーンアップ」以外の方法についてです。

「Dドライブ」にデータを移す

まず、「Cドライブ」の中身について話をする前に、
内蔵ハードディスクに「Dドライブ」というパーティションがあるのに、まったく使われていない場合、
これはもったいなすぎるので、「Dドライブ」を有効活用したほうがいいです。

つまり、「Cドライブ」に保存されているデータを「Dドライブ」に移してしまいます。
そして、それ以降も「Dドライブ」をメインに使い続けます。

「Cドライブ」から「Dドライブ」へのデータ移動

「Dドライブ」の容量にもよりますが、
「Cドライブ」はその分、数十GB以上の空き容量を簡単に確保できる可能性があります。

「Temp」フォルダ内残存ファイルの削除

「Cドライブ」内に、「Temp」という名前のフォルダがあると思います。
「Temp」とは「Temporarily」の略で、文字通り一時的に保存されたファイルのことです。
「Temp」フォルダ内のファイルを削除すれば、
ほとんどリスクなく、数GBの空き容量を確保できるかもしれません。

たとえば、Windowsが使っている「Temp」フォルダには、以下のようなものがあります。

これら「Temp」フォルダは、プログラムをインストールしたりするときに、
圧縮されたファイルを展開する場所として使われたりします。
いわば、作業台のようなものです。
インストール等の作業が完了してしまえば、これらのファイルは不要です。
削除してしまっても構いません。

特に、長く使っているパソコンであればあるほど、大きなデータが収められている可能性があります。
「Temp」フォルダを空にするだけで、「Cドライブ」の空き容量不足から開放されるかもしれません。

どーでもいーはなし

「ディスクのクリーンアップ」でも「Temp」フォルダ内のファイルを削除できるんですが、
なんだか、とっても不完全です。
ほとんどのファイルが、そのまま残されていたりします。

どうやら、Windowsは独自の基準で「Temp」フォルダ内のファイルを削除しているようです。
「Temp」フォルダに保存されたファイルは、基本的に不要なはずのものなので、
手動で一掃してしまったほうがいいと思います。

インターネット一時ファイルの削除

基本ですが、安全かつ手っ取り早い方法です。
パソコンによっては、1GBほどの空き容量を確保できるかもしれません。

インターネット一時ファイルが保存されている場所は、以下のとおりです。

ただし、システムファイル扱いなので、フォルダオプションで設定しないと表示されません

「インターネットオプション」から削除することもできますが、一部ファイルは残ってしまいます。
直接フォルダを参照して、一括削除したほうが気持ちいいです。

「C:\WINDOWS\SoftwareDistribution\Download」の削除

「C:\WINDOWS\SoftwareDistribution\Download」が何かということについては、
専用ページを設けましたので、そちらを参照してください。

「C:\WINDOWS\SoftwareDistribution\Download」の削除

これも、パソコンによっては数GBの空き容量を確保できます。

「hiberfil.sys」と「pagefile.sys」の削除

「Cドライブ」のルートにある、目立って巨大なシステムファイルがこの2つです。
システムファイルなので、自由に削除したりできるものではありませんが、
Windowsの設定次第でどうにかなるファイルでもあります。
この2つのファイルを調整すれば、数GBの空き容量を確保できます。

「pagefile.sys」を完全に削除してしまうのは、ちょっとまずかったりするんですが、
「hiberfil.sys」に関しては、人によっては完全に不要なファイルだったりします。

詳細は長くなるので、下記ページにて。

「hiberfil.sys」と「pagefile.sys」の削除

「システムの復元」容量の変更

Windowsの動作がおかしくなった場合に、大きな効果を発揮することもある「システムの復元」。
でも、「システムの復元」が保存し続けるバックアップファイルの容量は、かなり大きなものになってきます。
特に、「Windows XP」では

実は、古すぎる「システムの復元」のバックアップファイルは、あまり保存しておく意味がありません。
「システムの復元」に使用するディスク領域を調整することで、数GBの空き容量が生まれる可能性があります。
以下、参考ページです。

「システムの復元」容量の変更

CD/DVDキャッシュファイルの削除

すべてのケースで当てはまるわけではありませんが、数十GBもの空き容量を確保することができます。
つまり、「Cドライブ」の空き容量不足を根本的に解消できる可能性があるということです。

CD/DVDのキャッシュファイルとは、
CD/DVDに関連した機能を持つソフトが、最終的な成果物を出力する前に、
ハードディスクの中に編集用のデータを準備した、一時保存ファイルのことです。

これは、CD/DVDの書き込みを行うライティングソフトに限らず、
動画を編集するようなソフトも、同様に大きなキャッシュファイルを作ります。

なにしろ、CD1枚700MB、DVD1枚4.7GBの容量がありますから、
CD/DVDのキャッシュファイルも、1つあたり数百MB~数GBあるのが普通です。
サイズ的には、インターネット一時ファイル等の比じゃありません。
こんなファイルがいくつもあれば、「Cドライブ」の空き容量がなくなってしまうのも当然です。

CD/DVDのキャッシュファイルを削除するには、
キャッシュファイルを作成しているソフトと、その保存場所を突き止める必要があります。

不要ファイルの特定と削除

最も理想的なのは、不要なファイルを特定して、個別に削除することです。
でも、それは簡単なことではありません。
なぜなら、それができないから空き容量不足になっているという現実があるからです。

ただし、効果的な方法がまったくないわけでもありません。
不要ファイルの特定に役立つソフトがあります。

たとえば、「WinDirStat」のようなソフトを使えば、
何がどれだけの容量を占めているのか、一目瞭然になります。
「WinDirStat」の詳細については、下記ページにて。

「WinDirStat」の使い方

特に、上述のような大きなサイズのキャッシュファイルがあれば、すぐに判別できるはずです。
また、「iTunes」が大きな容量を占めていることにも気づかされるでしょう・・・

外付けハードディスクにデータを移す

どうにも削除したくないファイルしか残っていないのであれば、別の記憶装置にデータを移すしかありません。
2TBの外付けハードディスクも1万円前後でありますし、
これだけあれば、内蔵ハードディスクのデータを丸ごと移したとしてもまだ余裕があるはずです。
少なくとも、「Cドライブ」の空き容量不足からは解放されるでしょう。

ただし、「Dドライブ」にデータを移す時のように、システムファイル/フォルダの移動はしないほうがいいです。
外付けハードディスクの転送速度は内蔵ハードディスクに比べ大きく劣るため、動作不安定になりますし、
なにより、常に接続が確立されているわけではないので、
外付けハードディスクを取り外した時に正常動作できなくなるからです。

大きなサイズのファイルは、音声、動画、各種イメージファイル等、ある程度決まっているはずなので、
こうしたものから優先して外付けハードディスクに移動させるべきです。

内蔵ハードディスクの交換

必要なデータサイズが大きくて、内蔵ハードディスクに収まりきらないのであれば、
最終的に内蔵ハードディスクを交換してしまうのもひとつの手です。
特にノートパソコンは、デスクトップパソコンのように大容量のハードディスクを搭載しているわけではありませんから。

データを管理できていて容量不足になったのなら、内蔵ハードディスク交換は有力な選択肢です。
下記は、データも含めて丸ごと交換した実例です。

ノートパソコンの内蔵ハードディスク交換

ただし、原因がわからず「Cドライブ」がいっぱいになってしまったということであれば、話は別です。
原因不明、つまり管理できずに容量不足におちいったのなら、
ハードディスクの使い方から改めるべきで、
対症療法を繰り返していても、根本的解決にはなりません。