「chkdsk」には、いろんなオプションがあります。
「chkdsk」はオプションを指定せずに実行すると、一切の修復作業を行いません。
文字通り、ディスクのチェックを行うだけです。
これは、自動的に修復まで行うと、
それが原因でハードディスクの状況がより悪化してしまう危険性があるからです。
「chkdsk」は、ハードディスクに対して負荷の高いプログラムです。
特にハードディスクが末期的な状態の時は、
「chkdsk」で修復を試みるのは、極力後回しにしたほうがいいです。
「chkdsk」を走らせたっきり、終了しなくなるかもしれません。
また、ただのチェックだけならまだしも、
「chkdsk」での修復作業が完了しないというのは、とってもまずい状態なのです。
ほぼ確実に、ディスク内の整合性が断たれてしまうからです。
その結果、ファイルが失われたり、認識できていたパーティションが認識できなくなったりします。
「chkdsk」で修復作業を行う際は、最低限上記のリスクを認識しておいてください。
「chkdsk」を実行する
ここでは、コマンドプロンプトから「chkdsk」を実行します。
そのほうが、より詳細な情報を得ることができ、応用もききます。
というわけで、コマンドプロンプトを起動します。※回復コンソールでも同じです。
まず、文字通り「chkdsk」と入力し、
半角スペースの後、続けてチェック対象となるドライブを入力します。
例えば「Cドライブ」をチェックしたい場合は、
と入力します。
まだ「Enter」キーは押さないでください。
「chkdsk」の修復オプション
比較的よく使う、「chkdsk」の代表的な修復オプションを列挙します。
| /f | : | ファイルシステムを修復する。 |
| /r | : | 不良セクタを特定し、不良クラスタから修復可能なデータは修復する。 |
| /b | : | MFTに保存されている不良クラスタをチェックし直す。※Vista以降。 |
上記3つのオプションは、完全な上下関係にあります。
つまり、「/r」を指定すると、「/f」のオプションも指定したことになり、
「/b」のオプションを指定すると、「/r」も「/f」も指定したことになります。
でも実際には、ほとんど「/f」しか使いません。
「/f」だけ憶えておいてもいいくらいです。
一見すると、「/r」を使ったほうが良さそうですが、
同時にハードディスクへの負荷も高くなるので、リスクも高まります。
個人的に、「chkdsk」を使用するのはハードディスクの動作があやしい場合がほとんどなので、
極力余計なことはしないようにしています。
「chkdsk」による修復作業が必要な場合は、
上記画像のように、最後に修復オプションを入力し、「Enter」キーを押します。
対象がシステムパーティションの場合、
Windowsの動作中に、修復オプションを指定して「chkdsk」を実行することはできません。
なので、再起動時に「chkdsk」を実行するか、確認を求められます。
「Y」と入力して「Enter」キーを押すと、再起動時に「chkdsk」が実行されます。
「chkdsk」による修復が目的であれば、即座に再起動してください。
「chkdsk」プログラムは、完了するまでに非常に長い時間を要する場合がありますが、
ひたすら待って、一連の作業を完了させてください。
GUIのチェックディスクとの対応
ここで一般的なディスクのプロパティからのチェックディスクを見てみます。
「Windows XP」だと2つのオプションがあり、それぞれ
- ファイルシステムエラーを自動的に修復する
- 不良セクタをスキャンし、回復する
となっています。
コマンドプロンプトのオプションと対比させるとよくわかりますが、
| ファイルシステムエラーを自動的に修復する | → | /f |
| 不良セクタをスキャンし、回復する | → | /r |
ということです。
ちなみに、「不良セクタをスキャンし、回復する」とはいっても、
不良セクタが復活するわけではありませんので、誤解なきよう。
不良セクタは不良セクタのままです。
もし、「chkdsk」でファイルシステムを無事修復できたなら、
必要なデータを早急にバックアップし、
本格的なハードディスクの動作チェックを行ったほうがいいと思います。