パソコンでの長時間作業は、目が疲れます。
だからといって、パソコンを使わないというわけにはいかない人は多いと思います。
私には医学的な知識は全くありませんが、
わずかに持っている工学的知識を応用して、なんとか疲れ目対策ができないかを考えてみました。
疲れ目の症状がひどい場合は、真っ先に眼科医の相談を受けてください。
ここでは治療ではなく、パソコンによる疲れ目をあくまで “軽減する” 方法を考えます。
自分で試して、実際に効果的だと思った方法を大きく3つ紹介します。
以下、順を追って説明していきます。
ディスプレイの明るさを落とす
パソコンを含めたデジタル製品では、特にスペックに対する信仰が強いように思います。
ディスプレイの輝度も、高ければ高いほどいい、みたいな感じになってますけど、
輝度が高ければ高いほど目は疲れやすいです。
同じ時間だけ、本を読むのと、ディスプレイで文字を読むのとでは、
どちらか目が疲れるでしょうか?
私は、ディスプレイで文字を読むほうが断然目が疲れます。
自然界で通常目にするものには、自ら発光するものはほとんどないですよね。
ホタルとか珍しがって見に行くぐらい。
ほとんどすべてのものは、太陽光の反射でもって見えているわけです。
光源から直接目に飛び込んでくる光を見続けるというのは、
テレビ等のブラウン管が普及してからのことじゃないでしょうか。
極端な話、自然界では太陽を見続けているようなもので、完全に異常な行動なんですよ。
人間の目も、光源から直接入ってくる光を見続けるような前提ではつくられてないと思うので、
目が疲れるのは当然なんだと思います。
だからディスプレイの明るさを落として、
光源から直接目に入ってくる光の量を、ちょっとでも少なくしてあげると、
目には優しいんじゃないかなと思います。
もちろん、ディスプレイに表示されているものがちゃんと認識できる範囲で。
画面の配色を変えてみる
実は、これはかなりオススメの方法です。
あまり他では触れられていませんが、疲れ目対策に抜群の効果があります。
発光するものを見続けるのは、自然界では異常なことだと前項で書きましたが、
画面の配色を変えるというのもそれに関連します。
突然ですが、3原色って何色ですか?
実は3原色には、“色の3原色” と “光の3原色” があり、合計6色あります。
知ってましたか・・・そうですか。
色の3原色っていうのは、小学校で習う赤、黄、青ですね。
本当は、日本語そのままを色で表現した赤、黄、青ではなくて、
マゼンタ、イエロー(これはそのまま)、シアンです。※背景の色は実際の3原色です。
インクカートリッジによく書かれてますね。
絵の具で3色混ぜると黒ができます。
光の3原色は、赤、緑、青です。
RGB(Red Green Blue)ってよく表記されてますね。
カラーテレビ(死語)のブラウン管表面を拡大して見ると、3色セットでいっぱい並んでます。
光で3色合わせると白になります。
青色発光ダイオードで大騒ぎしたのも、白を含めて全ての色が表現できるようになったからですね。
ここで重要なのは、
反射で見ている色と、自発光している色とでは、色の持つ性質が根本的に異なるということです。
これは意識しないと、なかなか気づかないことだと思います。
パソコンのディスプレイも多くの色が表現できるようになり、
画面上でも印刷物と同じような色使いのものが増えてきました。
背景が白で、文字が黒。
誰もが信じて疑わないような感じになっています。
でもこれってディスプレイで表現すると、
白が基調なので、全力で光っている部分が多いんですよね。
光源から直接目に入ってくる光の量が多いわけです。
当然、目にかかる負担は大きくなります。
つまり、印刷物で見やすい配色が、そのまま自発光のディスプレイでも見やすいかというと、
そうではない場合があるということです。
で、たどりついた結果が、背景が “黒” で文字が “緑”。
これだと本当に目が疲れにくいんですよ。
例えばこんな感じ。※このページの配色を変更したものに切り替えます。
特に全画面表示にすると、違いがわかりやすいと思います。
個人的に長時間使うエディタなんかは、すべてこの配色にしてあります。
他の人に見せる画面ではないし、目が疲れなくて楽だし。
背景が黒なのは、光源から直接目に入ってくる光の量を最小限にするため。
文字が緑なのは、結果的に目が疲れなくて楽だったからなんですが、
背景の黒とのコントラストがはっきりしている原色で、かつ刺激の少ない色だからだと思います。
白や黄色も、黒の背景に対してコントラストがはっきりするんですが、
明度が高すぎて刺激が強く、疲れ目対策という目的には合わないかなと思います。
私がこんなことを考えるようになったのは、かつてボロいCADを使っていたからです。
背景は必ず “黒” だったんですよ。
そして、線が色つき。
“緑” も多く使われていました。
ウェブサイト等では見かけない配色なんですが、
長時間作業してても、比較的目が疲れなかったよなぁと思いまして。
で、“黒” 地に “緑” に至るというわけです。
もちろん私も、印刷物ではこんな配色は使いません。
全然見やすくないですし、インクのムダ使いになりますので、あしからず。
養分を意識的に摂る
ディスプレイなど一定の場所を集中して見続けると、まばたき回数が減ってくるようです。
つまり、目が乾きやすくなっています。
そんな時には、目薬を差すだけでかなり楽になれます。
また疲れ目にいいらしいんで、勝手にブルーベリーを摂ってたりします。
翌日の朝に、目の疲れが残りにくいような気がします。
プラシーボ効果かもしれませんが、それでも心理的にはいいです。
なによりこうした意識をすることが、結果として疲れ目対策につながっているような気がします。
健康な時には、健康のありがたさになかなか気づかないものです。
皆様も体にはお気をつけて。