「Dドライブ」がない。

話を聞いてみると、共用で使っているパソコンのハードディスクの中で、
パーティションを分けてあった「Dドライブ」が消えたとのこと。
「マイコンピュータ」の中にあった「Dドライブ」がない、ということだそうです。
正直、重要なデータの大部分が「Dドライブ」に保存してあったので、かなり冷や汗ものでした。

そもそも、ユーザー制限すらかけていなかったのが間違いの元だったんですが、
いまさらそんなことを言っても始まらないので、復旧する方法を考えてみることにしました。

まず、Windows上からどう認識されているのかを調べます。

「ディスクの管理」を起動します。※以下、「Windows 2000」、「Windows XP」、「Windows Vista」が対象です。
「ディスクの管理」の中で、消えた「Dドライブ」が実際にどう認識されているかを確認します。

ドライブレターの割り当て

「正常」表示されていて、
ドライブレターが割り当てられていない領域はないでしょうか。
ドライブレターって (C:) とか (D:) とかのことですね。

ドライブレターが割り当てられていない領域があれば、
その部分を右クリックして、

「ドライブ文字とパスの変更」を選択
「追加」
「ドライブ文字の割り当て」
「OK」

で任意のドライブレターを割り当てることができます。
それだけで「マイコンピュータ」の中から見えるようになるはずです。

ただし、注意点があります。
リカバリ領域については、変更しないでください

NECや東芝、ソニーといったメーカー製パソコンの場合には、
復旧するためのリカバリ領域が、ハードディスクの中に格納されていることが多いです。
これらの中のデータは消えてしまってはまずいので、
メーカー出荷時にドライブレターを割り当てず、わざとユーザーから見えないようにしてあります
そのことをしっかり認識しておいてください。

ドライブレターの割り当てができない場合

ちなみに冒頭お話した例では、「ディスク0」の中に「正常」なパーティションではなく、
代わりに「正常(不明なパーティション)がありました・・・
ちょっと厄介。
この場合、ドライブレターは、割り当てること自体ができません

そもそも、「正常(不明なパーティション)」というのは “正常” なのか?という疑問もありますが、
これを含め「未知の領域」や「未割り当て」になってしまった領域を復旧しようとすると、
「ディスクの管理」からでは無理があります。

パーティションとしてはフォーマットし直せば使えるのかもしれませんが、
それでは中のデータが消えてしまいますので、別の方法を考えることにします。

「正常(不明なパーティション)」と表示される原因

「正常(不明なパーティション)」と表示されるのは、
パーティションテーブルに記載されている該当パーティションのファイルシステム識別子が、
Windowsの認識できない形式になっている
ときに発生します。

このパーティションテーブルの値だけを変更するのは、Windows標準の機能では不可能です。
「Disk Probe」のようなセクタエディタを使えば、編集することも可能ですが、
いわゆるバイナリエディタなので、表示されるのは数値の羅列です。
それ相応の知識がないと、正しい値に書き換えるのは困難だと思います。

そんな中、パーティションテーブルを修復できる「TestDisk」という便利なソフトがあります。
実際の使い方については、下記ページにまとめてあります。

「TestDisk」の使い方

これも、決して使いやすいソフトではないかもしれませんが、機能的には素晴らしいです。
バイナリエディタで編集するよりは、間違いなく簡単で安全性も高いと言えます。

実は、冒頭の例も「TestDisk」によってあっさり復旧しています。