リカバリ方法

作業時間は覚悟

パソコントラブルが発生して、初めて調べ出すのがリカバリです。
しかも、突然リカバリディスクが必要と言われても、
普段使うことがないので、どこにあるのかわからないような状態です。

メーカー製のパソコンの場合は、
通常「リカバリディスク」なるものが添付されています。
その中にOEM版のWindowsを始め、ライティングソフトやDVD再生ソフトなど、
パソコンをパソコンとして動作させるためのソフト一式が納められています。

ただし、「Microsoft Office」だけは別パッケージになっています。
OEM版なので、A5くらいの大きさの白黒の紙でできたケースに収められているはずです。
これは、リカバリの作業が完了した後、最後に使用します。

リカバリの手順

まずはリカバリディスクをCDドライブに入れ、
CDドライブから起動することで、リカバリプログラムを起動します。
後は画面の手順に従って操作するだけです。

ちょっと古いパソコンで、「Windows XP」初期の頃や、「Windows Me」以前のものでは、
一番初めにフロッピーの起動ディスクが必要かもしれません。
でも入り口が違うだけで、その後の操作は一緒です。

でも、最近のパソコンでは、
このリカバリディスクが付いてないものが非常に多くなってきました。
ハードディスクが大容量化したおかげです。
ハードディスクの中に、リカバリ用のデータが丸ごと入っています。

その結果、どうやったらリカバリできるのか、
よくわからないという人が増えたような気がします。

リカバリディスクが付いてないパソコンでは、
起動時に特定のキーを押すことで、リカバリプログラムを起動
します。
リカバリプログラムを起動するには、
パソコン起動直後のメーカーロゴ表示中に、以下のキーを数回押してみてください。(東芝除く)

NEC 「F11」
SONY 「F10」
東芝 数字の「0」キーを押しながら起動 → メーカーロゴ表示で「0」キーを離す
富士通 付属品のリカバリディスクから起動(HDD起動ではない)

ただし、これはあくまでも一例なので、
詳細はお手持ちのパソコンの取扱説明書を参照してください。

富士通だけは、リカバリデータを外に出して添付することにこだわりを持っているようです。
確かに、ハードディスクが故障した時のことを考えると、
このほうが安全なのは間違いありません。

BIOS設定画面の出し方でもそうなんですが、
なぜ東芝のパソコンだけ裏技みたいなコマンドなんでしょうか?
説明書読まないと絶対わからないような仕様です。

でも、リカバリの作業自体は東芝が一番短時間で終わるので、
何気に東芝のノートパソコンは好きだったりします。

リカバリの作業自体は、長時間になることを覚悟してください。
最低でも2~3時間、
慣れていなければ、半日から1日作業になることも決して珍しくはありません。
何かのついでにやってしまう、というイメージでいたほうがいいと思います。